ナラヤンガンジ県アライハザール ― 2025年4月8日
バングラデシュ・インベストメント・サミット2025の2日目、アライハザール(ナラヤンガンジ)にあるバングラデシュ特別経済区(BSEZ)は、中国、日本、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、アメリカ、インド、そして海外在住のバングラデシュ起業家を含む36名の外国投資家代表団を迎えました。
訪問中、BSEZのマネージング・ディレクターである川地 太郎氏と、BSEZで最初に操業を開始した企業であるシンガー・バングラデシュ・リミテッドのマネージング・ディレクター兼CEOであるM.H.M. ファイローズ氏が、それぞれのビジョン、成長の歩み、そして達成したマイルストーンについて発表しました。彼らのプレゼンテーションは、BSEZの顕著な進展と、国際的な舞台におけるその存在感の高まりを浮き彫りにしました。
投資家たちは、全体的な投資環境、原材料の調達源、労働力のコストと確保状況、さらに洗練された重工業の需要に応えられる既存インフラの能力について関心を寄せました。
注目すべき進展として、スウェーデン企業であるニルオン・バングラデシュ(ユニット2)とBSEZの間で覚書(MoU)が締結され、さらなる交渉に向けた重要な一歩が踏み出され、BSEZへの投資への強い関心が示されました。
バングラデシュ投資開発庁(BIDA)の執行会長であるアシク・マフムド・ビン・ハルン氏は、BSEZの変革的な可能性について次のように強調しました。
「今年は改革の年です。私たちは投資家を招き、新しいバングラデシュを見せたい。このサミットは、10年後のバングラデシュの姿を垣間見る機会となるでしょう。」
BSEZは、バングラデシュ経済特区庁(BEZA)およびBIDAによりモデル経済区として認定されており、従来の縫製産業を超えた多様な投資を引き付けています。現在では、軽工業から重工業へのシフトを象徴する存在となっており、すでに8社の投資を獲得しています。シンガー・バングラデシュ社では、1日あたり最大1,500台の冷蔵庫と、700台のテレビ、電子レンジ、エアコンなどの家電製品の商業生産が行われています。
BSEZは、「バングラデシュ・インベストメント・サミット2025」において重要な役割を果たせたことを誇りに思います。世界中の投資家の関心とエネルギーに、私たちは深く感動しています。BEZAやBIDA、そしてアシク・チョウドゥリー氏のようなリーダーの力強い支援のもと、BSEZは、これからも多様で未来志向の産業へのシフトを先導していけると確信しています。
この旅路は、まだ始まったばかりです。未来は明るく、可能性に満ちています。